ブランドのロゴができるまで|形が決まるまでの話
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形よりも、自分たちの基準を決めるところから

ロゴがないまま、先に道着づくりを始めました。
試作品を作っていけば、自然と方向性が見えると思っていたからです。
最初は「ロゴはプロに任せたほうがいい」と考えていました。
自分たちはデザイン経験もないし、そのほうが早いと思っていました。
イメージをまとめてデザイナーに依頼しましたが、
何度修正しても「これだ」と感じませんでした。
ここで気づいたのは、
問題はデザインではなく、私たちの中に「基準」がなかったこと。
基準がなければ、どんなロゴを見ても納得できるわけがありません。
なのでいったん立ち止まり、考え直しました。
「自分たちは何を作りたいのか?」
ここを固めずにロゴだけ決めても意味がないと感じたからです。
素材と向き合って気づいたこと

話を整理するために、使っている素材に立ち返りました。
ヘンプを触って、見て、扱ううちに、
「自分たちが作りたいものはこういう性質に近いな」という共通点が見えてきました。
均一ではないけれど、丈夫。
派手ではないけれど、長く使える。
扱うほど良さが出てくる素材。
「ブランドもこうありたい」と自然に思いました。
その感覚をベースに、スケッチを描き直しました。
特別なことはせず、シンプルに「しっくりくる線」を探しました。
ロゴは「結果」よりも「姿勢」だった

いろいろ試した結果、
ロゴは「完成形」よりも「姿勢」を表すものだと分かりました。
派手さよりも落ち着き。
効率よりも納得感。
流行よりも自分たちの基準。
これが自分たちのスタンスであり、
それを自然に反映する形を選びました。

*ヘンプの茎本来の色に、最も近いトーンを探していました。
Closing
ロゴもまた、毎日の稽古のように、少しずつ形になっていった気がします。
だからこそ「結果」ではなく「姿勢」。
それが、私たちのブランドの在り方です。
ロゴはただのマークではなく、
「自分たちはこう作る」という姿勢そのものです。

*光の角度によって、わずかに浮かび上がる線。まもなく、最初の一着が形になります。