練習を続けて思うこと
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柔術を長く続けていると、
どれだけ練習しても、今の自分を維持するだけで精一杯だと感じることがある。
上達を実感できる時間よりも、
今の自分を保つために練習している時間のほうが、ずっと長いのかもしれない。
始めた頃は、練習した分だけ前に進んでいることがわかりやすい。
新しい技を覚え、
できなかった動きができるようになり、
以前は歯が立たなかった相手とも、少しずつ渡り合えるようになる。
しかし、年月を重ねると、そう単純ではなくなる。
練習を続けているのに、何も変わっていないように感じる日もある。
以前はできていたことが、急にできなくなる日もある。
自分の身体も変わり、一緒に練習する仲間も変わり続ける。
同じままでいられるものは何もない。
そうしているうちに、
練習のたびに何か新しいものを得なくてもいいのだと思うようになった。
少し前に進む日もある。
何も変わらない日もある。
以前できていたことを、また一からやり直しているように感じる日もある。
それでもまた道場へ行き、練習をする。
何年も経ってから振り返ると、
その一日一日を別々に思い出すことは難しい。
うまくいった日だけが、練習だったわけではない。
そのすべてが、練習だった。