新品の柔術着を柔らかくする方法
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新品の柔術着に初めて袖を通すと、思っていた以上に硬いと感じることがあります。
生地がまだ体に馴染まず、動いたときにごわつきが気になることもあります。
新品の柔術着を柔らかくする方法を調べると、酢を入れて洗う、柔軟剤を使う、乾燥機にかけるなど、さまざまな方法が出てきます。
この記事では、新品の柔術着が硬く感じる理由と、よく紹介される方法にはどのような違いがあるのか、どんな点に注意すべきなのかを見ていきます。
新品の柔術着はなぜ硬く感じる?

柔術着の硬さは、素材だけで決まるわけではありません。
使われている繊維や糸、織り方、生地の密度、仕上げ加工などによって、触ったときの感触や、着たときのしなやかさは変わります。
そのため、最初から比較的柔らかい柔術着もあれば、新品のうちは硬く、体に馴染みにくいものもあります。
同じ素材でも、糸や生地のつくりが違えば、着心地は変わります。
ただし、新品のときの感触がずっと続くとは限りません。
着用と洗濯を重ねるうちに、硬さが和らぎ、生地が少しずつ馴染んでいくこともあります。
柔術着を柔らかくする方法
新品の柔術着を柔らかくする方法として、よく挙げられるのが次の四つです。
- 普段どおりに洗濯する
- 酢を使う
- 柔軟剤を使う
- 乾燥機にかける
ただし、どの方法も同じように生地を柔らかくするわけではありません。
縮みや吸水性、生地への負担にも違いがあります。
1. 柔術着を洗濯する

もっとも基本的なのは、柔術着の洗濯表示に従って、普段どおりに洗うことです。
何度か着て洗ううちに、新品のときに感じた硬さが少しずつ和らぐことがあります。
ただし、早く柔らかくしたいからといって、必要以上に高い温度で何度も洗うことはおすすめできません。
綿などの天然繊維を使った柔術着は、洗濯や乾燥の条件によって縮むことがあります。
サイズを変えたくない場合は、洗濯表示に従って洗ってください。
2. 酢で柔術着を柔らかくできる?

柔術着のお手入れでは、酢を使う方法もよく紹介されています。
におい対策として使われるほか、新品の柔術着を柔らかくする方法として挙げられることもあります。
ただし、酢で新品の柔術着が実際にどの程度柔らかくなるのか、信頼できるデータはほとんどありません。
よく知られた方法ではありますが、柔術着を馴染ませるために必ずしも必要な方法ではありません。
酢を使う場合は、柔術着の洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を確認してください。
3. 柔術着に柔軟剤を使ってもいい?

柔軟剤を使うと、生地の手触りは柔らかくなります。
一般的な柔軟剤は、繊維の表面に成分を付着させ、繊維同士の摩擦を減らすことで手触りを柔らかくします。
ただし、変わるのは手触りだけではありません。
綿生地を対象とした研究では、柔軟剤によって吸水性が低下することが報告されています。
影響の大きさは柔軟剤の種類や使用量、生地によって異なりますが、手触りが柔らかくなる一方で、吸水性が下がる場合があります。
ただし、これは柔術着そのものを対象にした研究ではありません。
とはいえ、柔術着は練習中に汗を吸い、頻繁に洗濯するものです。
そのため、新品の硬さを取るためだけに、柔軟剤を繰り返し使うことはおすすめしません。
4. 柔術着を乾燥機に入れてもいい?

乾燥機の回転によって、生地の手触りが柔らかくなることがあります。
メーカーによっては、生地を柔らかくしたい場合は、低温で短時間なら乾燥機を使ってもよいと案内しています。
ただし、お手入れ方法は柔術着によって異なります。
乾燥機を使う前に確認したいのは、縮みと生地への負担です。
乾燥機にかけると、熱だけでなく、回転による摩擦や衝撃も生地に加わります。
綿生地を対象とした研究では、乾燥機にかけることで柔らかさが増す一方、繰り返すと縮みや繊維へのダメージにつながることも報告されています。
サイズを変えたくない場合や、メーカーが乾燥機の使用を認めていない場合は、自然乾燥のほうが無難です。
早く柔らかくすることが、必ずしも柔術着を長持ちさせることにつながるわけではありません。
柔術着を馴染ませるもっともシンプルな方法

柔術着を馴染ませるいちばんシンプルな方法は、普段の練習と洗濯を繰り返すことです。
着る。
練習する。
洗う。
そして、また着る。
特別なことではありません。
柔術着は練習で着るためにつくられたものです。
急いで柔らかくする必要がなければ、いつもどおり練習で着て、洗濯表示に従って洗う。
それが、いちばんシンプルな馴染ませ方です。
ヘンプ柔術着は使い続けるとどう変わる?

この変化を特に強く感じたのが、100%ヘンプ柔術着のテストでした。
私たちが使用しているヘンプ生地は、新品の状態では硬く、しっかりとした感触があります。
特別な方法で柔らかくすることはせず、1年間、実際に着て練習し、洗濯を繰り返しました。
ヘンプ繊維は、植物の茎から取られます。
ただし、完成した生地の感触は、繊維の取り出し方や加工方法、糸のつくり、生地の織り方、仕上げによって変わります。
そのため、すべてのヘンプ柔術着が同じように変化するとは言えません。
今回行ったのは、実際の練習環境で1年間使い続けるテストです。
硬さや強度を機器で測定したわけではありません。
1年間使用した結果、
新品の頃に比べて硬さが和らぎ、生地はかなり柔らかくしなやかになりました。
その一方で、生地のしっかりとした感触は残っていました。
新品の柔術着は、本当にすぐ柔らかくする必要がある?
新品の柔術着が硬いからといって、必ずしもすぐに柔らかくする必要はありません。
酢や柔軟剤を使う、乾燥機にかけるなど、生地の感触を早く変える方法はあります。
しかし、どの方法にも注意点があります。
柔術着は、しまっておけば柔らかくなるものではなく、練習で着るためにつくられたものです。
まずは何度か練習で着て、洗濯表示どおりに洗い、感触がどう変わるか見てからでも遅くありません。